「アバター」が接客!? 夏の思い出作りに、ココロがズッキュンする体験を。第三弾となる「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」
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2023年8月に渋谷、2024年3月に大阪で開催したハートがモチーフの「ズッキュン♡郵便局」。今回、第三弾となる「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」(池袋・サンシャインシティ 噴水広場)を2024年8月9日(金)~8月19日(月)の期間限定でオープン!過去2回とも人気があった体験型コンテンツに加え、アバターによる接客もお楽しみいただけます。
今回は「ズッキュン♡郵便局」の運営を担当する井上 浩昌(いのうえ ひろまさ)さんと小谷 真子(こたに まこ)さん、そして、「アバター郵便局」を考案した若林 仁志(わかばやし ひとし)さんに「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」開催に込めた想いなどについて伺いました。
日本郵政株式会社 JP未来戦略ラボ マネジャー
井上 浩昌(いのうえ ひろまさ)さん
2009年、当時の郵便局株式会社に入社。2022年より現職。オフの日は、恋愛リアリティーショーをみて "ズッキュン"することが多い。
日本郵政株式会社 JP未来戦略ラボ 主任
小谷 真子(こたに まこ)さん
2018年、日本郵便株式会社に入社。2024年より現職。今回の「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」では企画から担当。趣味の水族館巡りでペンギンにエサやりができて"ズッキュン"したとのこと。
富山駅前郵便局 局長
若林 仁志(わかばやし ひとし)さん
2000年、当時の郵政省に入省。富山駅前郵便局で局長として業務に従事。今回、「アバター郵便局」のアイディアを発案。最近の"ズッキュン"体験は、家族旅行で訪れた東京で最新のデジタルアートに触れて感動したこと。
夏の思い出作りにぴったり。「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」を開催
――「ズッキュン♡郵便局」(渋谷・大阪)の累計来場者数が2万人を突破しているそうですが、それぞれ開催後の反響はいかがでしたか。
井上:ありがたいことに、若年層を中心に大変好評をいただきました。多数のメディアにも取り上げていただき、非常に大きな達成感を感じています。開催前は、どれくらい来場してもらえるのかと少し不安でしたが、渋谷で開催した第一弾は約9,000人、大阪で開催した第二弾はそれを超える約1万2,000人ものお客さまに足を運んでいただけました。大阪で開催した際、なかには期間中ほぼ毎日通ってくださった方もいて、"ズッキュン♡郵便局ファン"が着実に増えてきていると実感しています。社内にもファンが多く、「ズッキュン♡郵便局」の運営スタッフとして働いた社員からも「もっとやってほしい。また参加したい」という声を多数もらいました。
小谷:実は私もその一人です(笑)。渋谷・大阪開催では、当日の運営スタッフとしてかかわったのですが、「ズッキュン♡郵便局」が好きすぎて、社内公募による部署異動を経て、今回より、念願かなって企画から参加させていただいております。
――今回は池袋で開催ですね。第三弾を開催するに至った経緯を教えてください。
井上: 第一弾(渋谷)、第二弾(大阪)ともに大変好評で、次回開催を望む声を多数いただいたので、継続して実施する運びとなりました。より多くの方に楽しんでもらいたいと思い、開催期間は夏休みのタイミングに合わせました。東京にお住まいの方はもちろん、観光などで遊びに来られている方の夏の思い出作りに一役買うことができるとうれしいです。
小谷:開催地は、若年層に人気が高い池袋に決定しました。なかでも、池袋を象徴するビルであるサンシャインシティの噴水広場は、若年層だけでなく、ファミリー層も多い場所なので、暑い時期に屋内でお友達やご家族と夏の思い出を作っていただくのにぴったりだと思っています。
――「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」のコンセプトを教えてください。
井上:「ズッキュン♡郵便局」は、大切な人に想いを届ける、郵便局ならではの新しい取り組みです。自ら筆を走らせ、大切な人への想いを手紙にしたためる喜びや、リアルとデジタルを融合したみらいの郵便局の楽しいコンテンツを、Z世代をはじめとした若い世代の皆さまに体感していただき、郵便局をより身近に感じてもらえたらうれしいです。
小谷:今回の第三弾では、夏休みの時期に開催ということで、"爽やかな夏"を感じていただけるよう、あざやかなブルーをベースにしたデザインになっています。また、より「ズッキュン♡」体験を楽しんでいただけるよう、かわいいフォトスポットもご用意していますので、爽やかな夏を感じる会場で、たくさん写真も撮っていただきたいです。
「アバター接客」が登場! 楽しさ&ワクワク度がUPした池袋開催
――「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」では、どんな体験ができるのでしょうか。
井上:過去の開催で話題の人気コンテンツがパワーアップしています。第二弾で完売した「ズッキュン♡切手ガチャ」は新しく夏らしいデザインが追加になったほか、「ぺたぺた♡ワッペン」ではトレカケースやサコッシュなど、日常で使いたくなるアイテムも加わり、初めてお越しになるお客さまも、過去に来てくださったお客さまも、たっぷり楽しんでいただけると思います。
小谷:新コンテンツとして、好きなビーズを組み合わせて自分だけのペンが作れる「ときめき♡レターペン」が登場します! 「ときめき♡レターペン」で、お手紙を書いていただくのも素敵ですし、池袋は推し活をしている方も多く来られる場所なので、推しをイメージしたペンを作るのも楽しいと思います。カラフルにデコって発送できるラッピング資材もご用意していますので、ぜひたくさん体験していただきたいです。
――今回、「アバター接客」という新しい試みもあるそうですね。「アバター接客」の原案となった「アバター郵便局」は、『みらいの郵便局コンテスト』(※)でJPみらい賞を受賞したアイディアだそうですね。
若林:「アバター郵便局」とは、リアルな郵便局の窓口に、AIアバターが映るモニターを設置し、遠隔地にいる郵便局社員がそのアバターを通じてお客さまとコミュニケーションを取る新しい接客スタイルの郵便局です。これは、以前、新型コロナウイルスで濃厚接触者となった窓口社員が、「元気なのに働けない」と言っていたことをきっかけに考えたものです。この「アバター接客」により、別の場所から窓口と同様の接客が可能になれば、少子高齢化・人口減少が進む地域や被災地、繁忙局の窓口応援など、人材の有効活用にも期待できると考えています。
(※)2022年7月~8月にかけて開催した、日本郵政グループで働く社員から郵便局の将来像のアイデアを募集するグループ内コンテスト。
井上:この「アバター接客」は、郵便局初の試みです。3台のモニターを用意して「アバター接客」を行うのですが、「営業時間」や「フロアマップ」などはボタンを押すと回答が表示されます。また、「質問する」を押して、ご用件を声に出してお話しいただくと、その回答が文章で表示されます。さらに、「電話する」ボタンを押すと、実際の窓口社員と電話がつながり、お話しいただけます。今回の「アバター接客」は、「ズッキュン♡郵便局」を楽しんでもらうためのコンテンツではありますが、今後の実現に向けた検証にもなると考えています。
――未来へとつながる面白い試みですね。
若林:今やアバターは、見慣れているお客さまも多いので、そうした方にとって、アバターによる接客は、むしろ対面よりもハードルが低く、相談しやすいと思います。いずれはスマートフォンでアバターと相談できたり、メタバースのなかに郵便局が開設されたりする可能性も出てくると思います。その第一歩となればいいですね。
井上:今回、多くの方に、リアルとデジタルを融合した「アバター接客」を体験していただき、「アバター接客を使いたい!」と思っていただけたらうれしいです。
「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」 現地レポート!
2024年8月9日に「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」がオープン!入口の外には、開場を待つ数十名のお客さまの姿もあり、初日から多くのお客さまが来場されました。
まず、会場を訪れた人や、会場の前を行き交う人から注目を集めていたのが、郵便局初のコンテンツとなる「アバター接客」。モニターの中のかわいいアバターと楽しくおしゃべりしながら、コンテンツの情報や手紙の送り方などを教えてもらえます。
入口を入ると、ハート型の大きな郵便ポストと「こっそり♡告白レター」のコーナーがお出迎え。「こっそり♡告白レター」では、赤いハート型のカードに想いを綴り、会場の壁に飾ることができます。推し活の聖地・池袋という土地柄、"推し"への熱い想いを書くお客さまの姿が目立ちました。
その奥には、大阪開催でも好評だった「ぺたぺた♡ワッペン」が。キュートなワッペンを選んで貼り、オリジナルのポーチやトレカケース、サコッシュがつくれます。
大人気だったのが、「ズッキュン♡郵便局」の新コンテンツ「ときめき♡レターペン」。星やハート、「ズッキュン♡郵便局」のオリジナルモチーフなど、ビーズの種類が豊富で、選ぶのに悩んでしまうほど。ですが、そんな悩む時間をも楽しみながら制作に没頭するお客さまの様子がたくさん見られました。
会場にはほかにも、撮った写真がその場でシール切手になる「ズッキュン♡切手プリ」や、「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」限定のデザイン切手をガチャでゲットできる「ズッキュン♡切手ガチャ」、秘めた想いを届ける「ドッキン♡ハートレター」など、楽しいコンテンツがいっぱい。
手紙を書いたら、「ふんわり♡香りレター」のブースでカードに香りを添えるのがおすすめ。多くのお客さまが、手紙を受け取る相手のことを考えながら、真剣に香りを選んでいました。
また、「ズッキュン♡郵便局」では、いつもは郵便局で窓口業務や配達などをする郵便局社員たちも運営スタッフとして参加。従来の郵便局のイメージとは異なる「ズッキュン♡郵便局」で働くということで、スタッフのワクワクした気持ちも笑顔から伝わってきます。そんな郵便局社員の方からは、「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」についてこんなコメントが。
「『ズッキュン♡郵便局』が、若い世代が郵便局を利用するきっかけになったらうれしいですね。一人でも多くの方に『手紙っていいな』と思ってもらえるようなイベントにしたいです」
初日から大盛況の「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」。来場されたお客さまにも感想を伺いました。
「Xで『ときめき♡レターペン』を知り、推しのアーティストの公演前に立ち寄りました。推しをイメージしながら色やビーズを選んでつくるのが楽しかったです。『ズッキュン♡郵便局』に遊びにきて郵便局のイメージがかなり変わりましたね。若い世代も入りやすいし、またこういうイベントがあったら足を運びたいです!」
「大好きなおばあちゃんへ『ふんわり♡香りレター』を書きました。カラフルな便箋を選んで、『ズッキュン♡切手プリ』でつくった自分の顔写真入りの切手も貼り、特別な手紙が完成しました!久しぶりに手紙を書いたので、おばあちゃんも喜んでくれるかなって思います。『アバター接客』はリアルタイムで反応してくれたのがすごくおもしろかったです。わからないことがあっても、質問すればすぐ教えてくれるのがいいですね」
初日から大賑わいだった「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」。会場のあちこちで、夢中で手紙を書いているお客さまの姿が印象的でした。未来の郵便局へと向かう、さらなる一歩となりそうです。
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