フレッシャーズ・レター 〜未来の自分へ送る手紙〜 新米配達員の1日に密着!「届ける」仕事を通して見えてきた働く喜び

フレッシャーズ・レター 〜未来の自分へ送る手紙〜 新米配達員の1日に密着!「届ける」仕事を通して見えてきた働く喜び

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日本郵政グループ各社で働く入社1年目の社員にフォーカスする本企画。今回、お話を聞いたのは、京都府の宇治郵便局に勤務する吉川 慧(よしかわ さとし)さんです。配達員の一員として働くフレッシャーズの素顔を通じて仕事の魅力に迫ります。

吉川 慧(よしかわ さとし)さん

宇治郵便局 第一集配営業部

吉川 慧(よしかわ さとし)さん

2024年、日本郵便株式会社に入社。宇治郵便局に配属となり、配達業務を担当している。

「人々の生活の基盤を支えたい」という想いから日本郵便を志望

――まずは就職する前のことからお聞きします。学生時代に打ち込んでいたことはありましたか。

吉川:大学生のときはコロナ禍の影響でサークル活動などもありませんでしたが、3年生のときに、自分たち大学生と子どもたちだけでキャンプをする活動に何度か取り組みました。キャンプの一番の目的は、子どもたちを楽しませることです。子どもたちだけでテントを立てたり料理を作ったりするんですが、自分たちは困ったときに手を貸したり、いっしょに遊んだりと、子どもたちを見守る役目をしました。

――制約があったなかでも、前向きに活動されていたんですね。

吉川:はい。あとは、実家を手伝うことが多かったですね。農業を営んでいて、春菊や小松菜などの野菜を栽培しているので、収穫の手伝いをしていました。

――就職活動はどんな想いで取り組んでいましたか。

吉川:「人々の生活の基盤を支える職に就きたい」という想いで就職活動をしていたので、受けた企業のほとんどはインフラ系です。ただ、かなり早い段階から日本郵便に絞り込んでいました。

――そうなんですね。日本郵便への就職を目指した決め手を教えてください。

吉川:郵便局は、日本全国のいろいろなところにあるので以前から身近な存在で、親しみも感じていました。誰もが知っている企業ですし、就職が決まったときは、家族からも「すごいね」と言ってもらえて、うれしかったです。

吉川さんが勤務する宇治郵便局

――社会人になって気持ちの変化はありますか。

吉川:親への感謝の気持ちが、以前にも増して大きくなりました。自分で働いて得たお金で家族を養うって大変なことなんだな、と。それを自分に対して20年以上も続けてもらえて、すごいなと思いますし尊敬しています。

――行動や時間の使い方などでも、変化したことはありますか。

吉川:現在は土日が休みなんですが、せっかくの休日は有効に使いたいという気持ちが強くて、アクティブに動くようになりましたね。映画を観るのが好きなので、映画館に行ったり、食事や買い物に行ったりしてリフレッシュしています。

「ありがとう」の言葉に、届ける仕事のやりがいを実感

――吉川さんが、現在携わっている業務について教えてください。

吉川:お客さまのお宅へ郵便物を配達しています。

配達の"相棒"を乗りこなす吉川さん

――1日の仕事の流れは決まっていますか。

吉川:始業は8時です。出社したらまずは朝の配達の準備をして、電動二輪車(EV)で配達に出発します。お昼にいったん郵便局に戻ってきて、休憩をとったあとに翌日の配達のための準備をしばらく行い、また配達に出ます。そして夕方には戻り、翌日の準備の続きをするという感じです。

――配達の準備というのは、どういった作業をするのですか。

吉川:郵便ポストに投函された郵便物が宇治郵便局に集められるので、それを配達地域ごとに振り分ける作業です。私が担当している地域には配達先が1,000軒ほどありますが、その日に届ける郵便物を配達ルートの順番に合わせて並べていきます。

――仕分け作業は入社してから初めて経験したと思いますが、どうやって仕事を覚えましたか。

吉川:仕分け作業や配達は、最初は先輩が付いて教えてくれます。仕分けを一人でやるようになってからは、片手に地図、もう一方の手に郵便物を持ちながら並べて、覚えてきたら地図は見ずに、という感じです。毎日同じ地域を担当するので、とにかく繰り返し作業をして覚えました。

間違いがないように、一つ一つ丁寧に仕分けを行う

――職場の雰囲気はどうですか。

吉川:正直もっと堅い会社かと思っていたんですが(笑)、皆さんフランクに話しかけてくれますし、自分からも話しかけやすい雰囲気です。わからないことは、いつ聞いても丁寧に教えてもらえてとても助かっています。これまで失敗してしまうこともあったんですが、「僕たちがフォローするから気にせずに頑張れ!」という言葉を先輩たちからかけてもらって心強かったです。

バッテリーを積んだらタイヤのチェックなどを済ませ、ヘルメットをかぶり屋外へ

――それはありがたいですね。毎日、電動二輪車で配達をされていますが、運転には慣れてきましたか。

吉川:はい。大学には原付バイクで通っていたので、運転には慣れています。プライベートでも友だちと三重県や福井県まで原付バイクで旅行をしたこともありました。電動二輪車は入社してから初めて乗りましたが、入社後すぐに乗務訓練もあり、問題なく運転できています。

――配達の仕事をやってみて、イメージと違うことはありましたか。

吉川:大きく違うといったことはありませんが、配達するための事前準備がこんなにも大変で、重要であるということは、実際にやってから気がつきました。あとは、郵便物が多い日はバイクがとても重たくて、運転中もその重さを感じることに驚きましたし、雨の日に郵便物が濡れないようにお届けするということも、働くまでは当たり前のことのように思っていましたが、実際にやる側に立つととても難しいことだったんだなって。

走行テストを済ませてから、いざ配達へ出発!

――普段はどのようなことを意識して仕事に取り組んでいますか。

吉川:当たり前のことですが、一つ一つが大切な郵便物なので、確実にお客さまにお届けするということを意識しています。そのために、準備の段階から、多少時間がかかってもいいから正確にやろうと心がけています。

――これまでの仕事を振り返って、うれしかったことはありますか。

吉川:書留やレターパック、ゆうパックなど、お客さまに直接手渡しをするときに、「これ、待っていたんだよ」「ほしかったんだよ、ありがとうね」とうれしそうな笑顔で声をかけられると、配達の仕事をしていてよかったなと思いますし、続けたい気持ちになります。

地域のお客さまや会社の仲間に頼られる存在を目指して

――社会人になって、できることも増えてきたと思いますが、これからプライベートでやってみたいことはありますか。

吉川:原付バイクで日本各地をまわってみたいなと思っています。それから、近い将来、ヨーロッパなどへ海外旅行に行ってみたいですね。社会人になったからこそ、現実的に夢をイメージできるようになりました。

――吉川さんが目指している社員像はありますか。

吉川:今はとにかく失敗しないようにと必死な毎日です。でも、将来はお客さまや会社のみんなから頼られる存在になりたいです。「吉川に任せよう」と言ってもらえるように頑張っていきます。

――日本郵政グループの一員として、社会にどう貢献していきたいですか。

吉川:生活の基盤を支える職業なので、地域の皆さんにも頼られる配達員になりたいですね。

――最後に、5年後はどんな自分になっていたいですか。目指したい姿を教えてください。

吉川:先程と被りますが、お客さまはもちろん、部内の皆さんからも頼られる存在になりたいです!

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